ニンテンドースイッチの1週間の販売台数は?を試算して調べてみた。

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ニンテンドースイッチの1週間の販売台数は?を試算して調べてみた。

投稿日:2017年6月30日 更新日:

品薄が続くニンテンドースイッチの1週間の販売台数を試算してみた

 

 

ニンテンドースイッチの品薄は任天堂の戦略が裏目に出た可能性も

 
2017年3月3日に販売を開始した、任天堂の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ(nintendo switch)」は、販売開始前の評判の悪さを吹き飛ばし、かつてない勢いで売れ続けています。
 
そして、6月28日には、現行の据え置き型のゲーム機の中では最速で 100万台に到達した、と報じられています。
 
Nintendo Switch、国内推定累計販売台数が100万台を突破 歴代ソフト売上トップは『マリオカート8 デラックス』(2017.06.28)
https://www.famitsu.com/news/201706/28136488.html
 
ニンテンドースイッチ:国内ミリオン突破 現行据え置き機では最速(2017.06.28)
https://mantan-web.jp/2017/06/28/20170628dog00m200008000c.html
 
 
これは、ローンチタイトル(ゲーム機本体の発売と同時に発売されるゲームソフト)の一つである「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」の評判がものすごーく高かったことが要因の一つです。
 
ですが、それに加え、
 
ローンチタイトルで非常に評価が高い「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」

 
6月16日に発売された「ARMS」

 
7月21日に発売が迫る「スプラトゥーン2」

 
8月25日発売の「モンスターハンターダブルクロス」

 
9月21日発売の「ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ」
 
10月27日発売の「スーパーマリオオデッセイ」
 
と毎月のようにビッグタイトルが次々とリリースされていく予定になっていますので、ニンテンドースイッチ本体を買う安心感が増えてきたと言うこともあるでしょう。
(Wii Uの二の舞になることはなさそうだ、という安心感ですね。)
 
 
続々とビッグタイトルがリリースされる予定になっているため、ニンテンドースイッチ(nintendo switch)本体は、一度品薄状態になってしまうと、品薄だから早めに本体を確保しよう、と思うユーザが出始めて、次から次からと欲しいと思うユーザが増えていくという状況が生まれてしまいます。
 
これは、任天堂が立てた戦略が裏目に出た可能性があるわけです。
 
任天堂は、ローンチタイトルを厚くしてスタートダッシュをしてしまうと、ニンテンドースイッチ(nintendo switch)の本体が品薄になってしまう懸念があるため、ビッグタイトルを一気に出さずに、タイミングをずらして本体が品薄にならないようにしよう、という戦略を立てていたそうです。
 
ですが、3月3日の発売以降、「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」が想像以上の大人気となり、本体の品薄状態が続き、その品薄の状態で次々にビッグタイトルが投入される状況になり、ニンテンドースイッチの本体はさらなる品薄になる、という悪循環になってしまっています。
 
 
ということで、任天堂は、ニンテンドースイッチ(nintendo switch)を増産することをアナウンスしました。
 
『Nintendo Switch』本体品薄で謝罪 生産体制強化へ(2017.06.22)
http://www.oricon.co.jp/news/2092892/full/
 
 
というわけで、この記事では、「ニンテンドースイッチ(nintendo switch)」が 1週間に何台製造され、どれくらいの数が出荷されているのか、それを試算しつつ、どれくらいの人がニンテンドースイッチを求めているのか、それを考えてみようと思います。
 
 
そして、試算の結果、下記のようにほぼ倍増への増産になりそうです。
1週間に 4万台~4.5万台
     ↓
1週間に 8万台~9.2万台
 
 

ニンテンドースイッチは 1週間に何台販売されているのか?

 

発売日 3月3日に販売されたニンテンドースイッチの販売台数と出荷先の割合

 
ニンテンドースイッチは、2017年3月3日に全世界に向けて一斉に発売されました。
 
「Nintendo Switch」好調 3月だけで274万台 今期目標1000万台(2017.04.28)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/28/news080.html
 
これまでのゲーム機と言えば、日本、アメリカ、ヨーロッパの市場には、それぞれ戦略的に時間をずらして投入していくという方式でしたが、ニンテンドースイッチでは、ゲーム機として初めて、全世界に向けて一斉発売するという方式を採用しました。
 
そして、販売最初の 1ヶ月間に販売されたニンテンドースイッチは 274万台だそうです。
その内訳は、国内 60万台、米大陸 120万台、欧州その他 94万台とアナウンスされています。
 
地域ごとの割合は、以下のようになります。
 日本国内 060万台 21.9%
 米大陸  120万台 43.8%
 欧州・他 094万台 34.3%
 
 

出荷目標 1,200万台を基にした 1週間の販売台数の試算

 
また、任天堂は来年の 3月までに 1,200万台を販売する計画としています。
 
それを考えると、1週間にどれくらいの台数を販売する計画なのかが分かります。
 
1200万台のうち、3月の販売台数 274万台を引いた 926万台を 1年間で販売する計画になるわけですが、それを先の地域ごとの販売の割合にあてはめると以下のようになります。
地域ごとの販売割合を変えないとした場合の、来年 3月までの各地域での販売台数になります。(カッコ内は 3月の販売台数を合計したもの。)
 日本国内 203万台 (262万台)
 米大陸  405万台 (526万台)
 欧州・他 318万台 (412万台)
 
そして、1年間は 52週ですが、ざっくり 50週で販売したとする場合と、夏休みや正月休みなどありますので、10%くらいは出荷がない週があると考えて、上記の販売台数を 45週間で販売すると仮定すると、1週間の販売台数は以下のようになります。
       50週間  45週間
 日本国内 4.06万台 4.51万台
 米大陸  8.11万台 9.01万台
 欧州・他 6.35万台 7.06万台
 
最後に掲載していますが、実売数を元にした推計では、「1週間の出荷台数は 3万台~4万台」ということが書いてありましたが、上記の計算をしてみても、1週間の販売台数はだいたい 4万~4.5万台程度という数字が出てきます。
 
1週間に 4万~4.5万台の出荷に対して、ビックカメラの抽選販売では 10倍を大きく超える申込者がいるわけですので、買う気満々な方々が 40万人くらいはいる、ということになるんでしょうか。
 
 

15週経った 6月16日(金)の時点での推定出荷台数

 
また、このペースで出荷をしていると仮定すると、15週経った 6月16日(金)の時点での推定出荷台数は以下のようになります。それぞれ、上記の 50週、45週のペースで出荷した場合の値を計算しました。
      50週間  45週間
 日本国内 121万台 128万台
 米大陸  242万台 255万台
 欧州・他 189万台 200万台
 
この 1200万台を販売するという計画は、3月3日の販売段階での発表ですので、最近の好調な売れ行きから増産をしているという話もあるようです。
ただ、50週で計算したものに対して、10%の増産をした場合の数値が 45週間で計算したものと同じになりますので、最近の品薄感を考えると 10%程度の増産ではなかなか品薄が解消しないであろうとも考えられます。
 
 
なんていう記事を書いていました。
 
 

ニンテンドースイッチ(nintendo switch)1800万台へ増産

 

ニンテンドースイッチ(nintendo switch)増産のニュースが!

 
ところが、増産の幅は 10%どころではなく、来年の 3月までの販売台数を 1,200万台から 1,800万台にするため、7月から増産を始めるという報道がありました。
 
ニンテンドースイッチに1,800万台への増産報道。年末商戦には間に合う…のか?(2017.06.01)
http://www.gizmodo.jp/2017/06/18million-boosting-production-of-switch.html
 
売れすぎて謝罪。ニンテンドースイッチ、7~8月に増量出荷だって!(2017.06.22)
http://www.gizmodo.jp/2017/06/nintendo-switch-increased-shipping.html
 
まぁ、さすがにハードウェアは、いきなり増産することはできなくて、増産体制を整えるまでに 1カ月ほどはかかったということなんでしょうね。
 
 
で、7月から増産を始めるということですので、6月まではこれまでの月間国内販売数 4万台(年間を 50週で試算した場合)ずつ販売し、7月から 1800万台ペースに増産する、ということで試算をし直してみました。
 
 

17週経った 6月30日(金)の時点での推定出荷台数

 
先に15週経った 6月16日(金)の時点での想定出荷台数を試案していましたが、17週経った 6月30日(金)の時点では下記の様になります。
(実際は、6月28日(水)の時点で、「国内販売 100万台突破」とアナウンスがありましたので、実際の販売台数はこの試算より少ないということが分かります。)
 
      50週間  45週間
 日本国内 129万台 137万台
 米大陸  258万台 273万台
 欧州・他 202万台 214万台
  合計  589万台 624万台
 
ここから、来年の 3月末までに 1,800万台になるように増産するわけですので、残りの生産台数は以下のようになります。
 
      50週間  45週間
 日本国内 265万台 258万台
 米大陸  530万台 515万台
 欧州・他 416万台 404万台
  合計  1211万台 1176万台
 
 

出荷目標 1,800万台を基にした 1週間の販売台数の試算

 
そして、これを 1年間 50週で考えた場合は 33週間、45週で考えた場合は 28週間で販売するわけです。
なので 1週間の販売台数は下記の様になりますので、いずれの場合もほぼ倍増させるということになりますね。
 
       50週間   45週間
 日本国内 04.06万台 04.51万台
 米大陸  08.11万台 09.01万台
 欧州・他 06.35万台 07.06万台
       ↓     ↓
 日本国内 08.04万台 09.20万台
 米大陸  16.07万台 18.40万台
 欧州・他 12.59万台 14.41万台
 
 
つまりは、ビックカメラが入荷して、抽選販売で提供されるスイッチの数も倍増する可能性が高いわけですので、現状 20倍を超える当選倍率は 10倍程度に緩和される!ということになりますね。
 
...と言っても倍増されても 10人に 1人程度しか当たらないという現実が...
 
「7月、8月は増産します!」ということなのだとすると、7月1日の抽選販売は避けて、7月8日、9日の週末を狙う方がよさそう、という判断はできますね。
 
 

ニンテンドースイッチの販売台数を都道府県の人口比率で割り振ってみた

 
ちなみに、1週間の販売台数 4万台(増産後 8万台)を、各都道府県の人口比率で単純に販売台数を割り当ててみると以下のようになりました。
リストは、ビックカメラの店舗がある都道府県を中心にピックアップしています。
 
      増産前→増産後
01.東京  4356台→8632台
02.神奈川 2921台→5789台
03.大阪  2823台→5594台
04.愛知  2398台→4752台
05.埼玉  2328台→4613台
06.千葉  1993台→3950台
08.北海道 1710台→3389台
09.福岡  1631台→3232台
10.静岡  1178台→2334台
11.茨城  0929台→1841台
12.広島  0907台→1797台
13.京都  0832台→1649台
15.新潟  0730台→1447台
19.群馬  0628台→1245台
20.岡山  0612台→1213台
24.鹿児島 0523台→1036台
31.青森  0413台→0818台
41.山梨  0265台→0525台
47.鳥取  0182台→0361台
 
各県の販売店の仕入れ力がどれくらいあるか、によって販売数は変わってくるでしょうから単純な人口比率にはならないでしょうけども、一番人口が少ない鳥取県は、県全体の販売台数と、ビックカメラの池袋本店と有楽町店の販売台数を足した販売台数と同じくらい、ということになるんですね。
 
 
東京全体で 1週間の販売台数が 8,600台
果たして、この台数が多いのか、少ないのか...
 
 

1,800万台を毎月同数を出荷したと仮定した数字

 
ちなみに、この記事で試算したのは、毎週安定的に同数の本体を販売し続けた場合を仮定しての試算です。
 
そのため、例えば、
 
ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)スプラトゥーン2セット

 
モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. スペシャルパック

 
といった、ソフトとセットになったスイッチ本体に生産の一部を割り当てたり、ビッグタイトルの販売時期に出荷数を増やしたり、といった調整もやっているでしょうから、販売数は毎週一定というわけではないでしょう。
 
 
また、最初に書きましたが、ニンテンドースイッチは、日本国内だけではなく、アメリカ、ヨーロッパを初め、世界各地に同時に販売するという戦略を採っていますので、増産したものが最初の販売比率と同じで日本国内で販売されるとは限りませんので、もしかすると、アメリカの方がもっと品薄になっている可能性もありますし、ここで試算したのはあくまでも単なる試算であるというお話です。
 
 

ニンテンドースイッチの 6月19日~6月25日に販売された台数

 
そんなわけで、ニンテンドースイッチや、販売されたソフトの実際に販売された台数、本数を具体的に推計した記事の情報を元にすると、1週間に販売された台数はイカのようになります。
 
ファミ通調べ:26,964台
メディアクリエイト調べ:22,361台
 
販売本数ランキング TOP30(ファミ通.com)
https://www.famitsu.com/biz/ranking/
 
週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2017年6月12日~6月18日)
https://www.m-create.com/ranking/index.html
 
株式会社メディアクリエイト
https://www.m-create.com/
 
 

ニンテンドースイッチの 1週間の販売台数のまとめ

 
任天堂の当初予想では、スプラトゥーン2が出る 7月半ばには、品薄状態も落ち着いて来ている時期だろうと考えていたのだと思います。
 
3月3日の発売から、ARMSの発売(6月16日)まで 3ヶ月空いていますし、スプラトゥーン2は、そこからさらに 1ヶ月(7月21日)空くわけですからね。
 
でも、そんな予想は大きく外れ、いや、任天堂にとっては嬉しい悲鳴でしょうね。
予想以上に「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」が評価され、ニンテンドースイッチ本体が、まだまだまだまだ欲しいと思っているユーザの手には行き渡っていないワケで、そんな状態で 7月21日のスプラトゥーン、8月25日のモンスターハンターの発売日がやってくるわけで、まだまだ本体が欲しいと思うユーザが増えるわけですよね。
 
特に、スプラトゥーン2、モンスターハンターは、一人でするゲームじゃないので、3DSと同じ感覚で、親子で、兄弟でってことで、一家に 2台、3台欲しい、という家庭もあるでしょうね。
 
 
そんな品薄状態が続いているニンテンドースイッチ本体ですが、任天堂は増産するとアナウンスしまして、品薄状態が少しは解消されると思われますが、増産しても 8月いっぱいくらいは品薄状態は解消しないんだろうなぁ、という感じがします。
 
果たして品薄状態が解消されるのはいつなのか?
この品薄状態で年末商戦まで突入してしまうのか?!
 
 

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